マスクメロンの最高峰 『クラウンメロン』には、美味しさのひみつがありました。
クラウンメロンの産地、静岡県西部地方は、温暖な気候を活かして国内でも早くからガラス温室での促成栽培が試みられてきました。大正の終わりごろから、促成栽培用のガラス温室の夏場の換金作 物として、メロンの試作が始まり、昭和の初期には、今のクラウン メロンの親でもあるアールスフェボリットという品種が栽培種として 定着しました。 そして2021年、3名の農家から始まった温室メロン栽培は、100周年 を迎え、今もなお200名を超える生産者が日本一と言っても過言 ではない 高品質なメロンを生み出し続けています。
静岡県西部地域は、温暖な気候と豊富な日射量を誇り、太陽光 がとても重要なメロン栽培にはもってこいの場所といえます。 その豊富な日射量を余すことなく利用するため、クラウンメロン栽培 は、ビニルハウスではなく、全てガラスハウスで行われています。 そしてメロンは、隔離ベットと呼ばれるプランターのような容器に 植えられており、メロンの味に直結する水や肥料を事細かにコン トロールできる環境で育てられています。
200名を超えるクラウンメロン生産者はみな、種まきから収穫までの 約100日間、温室内の温度や湿度の調節、メロンの生育の補助や 管理、そしてなによりメロンの味に直結する『肥料分の調節や水 やり』を、メロンの様子を細かく観察しながら1日たりとも休まずに 行うプロの集団です。長きにわたり培った高度な栽培ノウハウが あっても、それを実際に行うのは“人”。クラウンメロン生産者である ことに誇りを持った仕事人たちがいてこそ生み出される最高峰の 品質なのです。
クラウンメロンは、１つの株にいくつかなった実から、たった1つを 厳選して残し、あとの実は全て小さいうちに摘み取ってしまいます。 そうして、その株でできる栄養を全て そのたった１つの実に注いで 育てるのです。育てる人の愛情も、栄養もひとりじめして育つ究極 のマスクメロンです。
チョコレートでおなじみの GABA。興奮を静めてリラクゼーション 効果をもたらしたり、血圧の上昇を抑える効果が期待できる成分 ですが、メロンは、生鮮食品の中ではトップクラスの含有量を誇り ます。 ぜひ美味しいメロンを食べて癒されましょう♡
